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2007年12月31日

カレンダー。

銀輪、年末は30日まで営業で、31・1・2・3・4・5をお休み、
新年は6日からの営業となります。
諸事情によりHP上での告知が出来ないままなので、
此方にて告知に代えさせて頂きます、宜しくお願い致します。

2007年12月27日

耐性。

子供の頃は、炭酸を飲むと舌が痛くて頬が痛くて、
炭酸飲める奴が大人に見えた。
 
子供の頃は、寒さに震え、死ぬ死ぬと軽く口にした。
 
子供の頃は、夏の海で知り合った子供と遊んだ二日が、
まるで一月にも思え、別れる時に涙した。
 
 
 
昨日、よく行っていたパン屋が、アダ・マウロもびっくり、
50年の歴史に幕を下ろした。
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親子連れが選ぶ棚はガランとして。 
あの愛想のええオバハンはどうするんやろう。
あの愛想無いオバハンはもう引退かえ。
あのニューバードはもう喰えんか。 
 
別に悲しい訳ではないけれど、
残念な訳ではないけれど、
この場所に、今以上の何かなんて出来るんかいな?
と、斜な視線。 
 
 
 
大人になるという事は、
即ち刺激に慣れる事、鈍感になる事。
 
それが良いのか悪いのか、わからんまま迎えた三十路。
行き先もわからんまま道を進む事の後ろめたさと、
行く先を値踏みする事の後ろめたさと。
 
 
 
今、夜風を切って走る自分の頬には「冷たい」という感触。
でも、ありきたりな感触。
 
だから。
痛くて死にそうで一秒でも早く自分の巣に潜り帰りたい。
そんな寒さを感じる事は、嫌な様で、案外そうでないのかも。
 
明日は雨です。

2007年12月25日

北国の歳末 2。

橋の下で眠ったイクヲ君からクリスマスプレゼントレポートです。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、イランからアルメニアへと国境を越えるため、
標高2000m以上の高地から標高500mの谷底へと急降下しました。
そこには雪はなく、木の葉は黄色く、柿がなります。
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気候の差には戸惑うけれど、
国境を越えて言葉が多少は通じやすくなってひと安心。
そう、ここは旧ソ連。
人々は皆、ロシア語を解し、ロシア語こそが世界共通言語だと思っています。
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ぼくは同じ旧ソ連の中央アジアの国々に4ヶ月ほど居たので、
イランで話されるペルシア語よりは、ロシア語のほうがわかるのです。
 
 
 
しかしアルメニアは山国。
続く九十九折。
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まだまだ続く九十九折。
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道は、のぼって、下って、またのぼる。
平地などありません。
 
 
 
連日1500m近い標高差をのぼります。
毎日これだと、さすがに精神的にも疲れます。
ということで、田舎の小さな町で宿を探すのが面倒くさく、
この旅行で一番高い宿に泊ることになりました。
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1泊2400円。
さすが、清潔で雰囲気も明るく、シャワーからはお湯がガンガン出ます。
お茶もコーヒーも飲み放題です。
町も小ぢんまりとしていて、でも必要なものは揃っている。
町の居心地もよく、ついつい4連泊。


 
そしてまた山を越え谷を越え、首都のイェレヴァンへ。
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いつも空は鈍色、雪が降ることもしばしば。
歩道は凍り、町はなんだか陰鬱です。

 

さて、これからの予定ですが、ここアルメニアから北上してグルジアへ。
そしてトルコをあっち行ってこっち行ってしながら西進。
 
ざっと考えると、トルコに入るまであと1ヶ月。
トルコ横断は普通は1ヶ月らしいです。
でもぼくはのんびりなので1.5~2ヶ月。
ということはトルコの西の端っこ、イスタンブルに着くのは3月上旬。
そしてバルカン半島を北上。
  
は、できません!
そう、ぼくは4月から学校に行かなければいけないのです!
3月中旬には日本に帰ります。

 
 
ポルトガル??そんな遠いところを目指していたのは夏くらいまでです。
もちろん夏から急いで前進していたらポルトガル到達は可能でした。
でも、急ぎたくないのです。
 
ぼくは自分のペースで旅行してきました。
大事なのは、1年間という限られた時間を、自分の好きなように使うこと。
それは、毎日毎日のサイクリングを、観光を楽しむということ。
 
その結果としてどこかへ辿り着くでしょうけれど、
そこに辿り着いたという結果はぼくにとって大切ではありません。
明日をチラッと意識しつつも、
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今日を、今を大切に。


2007年12月24日

北国の歳末 1。

寒さも緩む今日、京都市内は駅伝です。
道は規制され、大通りを渡れなくなり、車は中々の渋滞っぷり。 
  
しかし、京都には鴨川が有るので、
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規制もなんのその、北から南へノンストップ一直線。
 
橋の下にはアンダーグラウンドなCAN‐gatherの家、
その横で体を温める駅伝選手。
クリスマスイヴだというのに、それっぽく無いな。
  
そして今も西へ西へ向かう、「クリスマスと縁の無い男 IQO君」から、
クリスマスレポートです。
まぁ本人はクリスマスなんて忘れているかもしれませんが。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
さて、秋だ秋だ。
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そう思っていたのですが、標高をあげたら、一日にして、冬。
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吐く息も大地も、真っ白。
ペットボトルの中では、水は氷へ。
仕方なく、重いけれど1.4L魔法瓶を購入。
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寒いよ寒いよと、自転車から垂れた鼻水も氷柱へ。
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ハブにはハブ毛が生えておしゃれに。
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イラン北部は除雪&融雪剤散布がしっかりされているので、
雪が降った翌日でも、真っ黒なアスファルトの上を走行できます。
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楽で助かるけれど、もう少し困難を楽しみたい、というのも本音。
朝起きて-5℃は当たり前、0℃だったら今日は寒くないな、そんな日々。
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見ているだけで、足の先が悴んで来ます。
雪の中、イクヲ君は何処へ行くのか?
実は、今回のレポートには続きが有るのですが、
そこには・・・驚愕の事実が!
  
続きはサンタさんが持ってくるでよ。

2007年12月23日

琵琶湖賛歌。

ポロリと迷い出る昔の写真。
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写真の中の暑い夏の日、暇を持て余したツレと朝からゴロゴロ。
口を開けば「暇やなぁ」。
そんな時は「よし!琵琶湖行こけ!」 
 
琵琶湖を一周すれば、目の前を色んな風景が飛んで行き、
狭い京都の街ではストレスの溜まる大きなエンジンも、
伸び伸びと回転数を上げて行けて、
何は無くとも楽しかった。
 
渋滞どころか、人も車も少なく、湖岸の道、田んぼの中を、
シャツを脱ぎ、時にヘルメットを脱ぎ、
少しでも多くの風のシャワーを当てて、色んな事を洗い流そうとした。
琵琶湖があれば、煮詰まる日も、少しだけ無かった事に出来たんだね。 
 
 
 
乗り物の軸を自転車に変えた今も、勿論。
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何かあれば琵琶湖行こう!
いや、何も無いなら琵琶湖行こう、なのかもしれない。
 
京都市内から小一時間、ペダル回せばすぐに大きな水溜り。
朝、少し早く目が覚めたから。
昼過ぎ、一日の用事が少し早く終わったから。
そんな時は琵琶湖だよ。
 
 
 
そして、自転車が好きなら一度は通る道、琵琶湖一周。
コレは最早一種の通過儀礼。
コレを越えた時、自転車と、何より自分の力の奥行きを知る。 
 
一度走りきったなら、一周を走る切る自分の力を知り、
また知らぬ何処かへ行く時も、自信と余裕を背景に、
その道程を、より楽しむ事が出来る。
  
 
  
京都に生まれた人間にとって、琵琶湖とは非常なる恵みである。

京都の街の良い所は「何もかもが手が届く範囲にある」と言う事。
何もかもが手に入る訳ではないけれど、不満が出る事も実際無いし、
生活の移動、ほぼ全てを自転車でまかなえる。
 
でも、そんな街で欠伸が出ないのは、
おもいっきり手足をバタつかせられる琵琶湖があるからなのかも知れない。
 
 
 
40歳になる頃には、ボート遊びでもしているのかも。
50歳になる頃には、トライアスロンでもしているのかも。
60歳になる頃には、釣り糸でも垂れているのかも。 
 
琵琶湖の横で生きている事は、当たり前の様で、
とても不思議だと時に思うのです。

2007年12月21日

年末ボム。

あれよあれよと言う間に時間は滑り、今年の営業も残す所約一週間。
皆様、正月の準備はお済でしょうか? 
 
雑誌はすでに年末進行。
いつもなら発売日の漫画雑誌も、二号合併等で今週はお預け、とか。
禁断症状が出て、それを紛らわすべく増刊別冊を買ってみるが、
どうにも違和感があって寂しいこの気持ち、これぞ年末の醍醐味。
 
 
 
そんな年末進行ですが、予想外に早く仕事する人も居ます。
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・・・先日自分の結婚式の時に撮った、家族の集合写真の様ですが、
家族では有りません。が、バーバーパパだと言われればそうかとも思います。 
 
年明け2月頭位を思っていたResistantが、ドカンとやってきました。
先日首都へ赴いた時に、年内に納める様尽力してくれる旨話してはいたが、
まさかこんなに早いとは・・・ありがたい!
 
 
 
今回は一番人気のウィールマスターは少なめ。
一番人気だからこそ、其々自分の好きな様にオーダーして欲しいじゃないですか。 
 
それよりもルポライダー・プリスクール・ヒップハンガーの小動物系がメイン、
当然全てカラーオーダーの一点モノ。
Resistantはメッセンジャーバッグ以外も、こんなに充実して来ているんだよ、と。
 
ウチは東京以西唯一のResistant取り扱い店でありますので、
定番人気のモノ以外の、現物を見る機会の少ないプチ系も、
広く喧伝して行かねば、と中途半端な使命感に燃えるのですよ。
 
オーダーの際は、カラーサンプルも常時置いてますので、
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Webで注文したいけど、カラーサンプル取り寄せるのが面倒な、
モノグサ&エコな人は、是非どうぞ。
特に畳の色の感じはカラーシュミレーターでは分かり難いですしね。 
 
 
 
こんなバッグ類を箱から出し、ああでもないこうでもないと、
仕分けに勤しんでいる時、もう一つ届いた大きな荷物。
箱を見れば分かるんだけんど、開けてバラしてネジ締めて、
キュッキュッキュッとしてやれば、
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SalsaのAlaCurte。今年は完成車がラインナップ。
此方も年明け2月くらいを思っていたのですが、年内滑り込み。 
 
 
  
今年のSalsaは完成車を多くランナップして来て居り、
昨年のElMariachiもそうでしたが、
細かい所の選択が、店で組んだっぽい感じで、
今までの完成車メーカーには無い、妙な満足感を醸して来ています。 
 
ワイドリムに2,3の太いタイヤを、細いフルリジットフレームに乗せた姿は、
もはやアラカルトどころでは無く、コース料理。
同色ステムはスパイスに「さぁ!腹一杯喰え!」と主張して来そうです。 
 
 
 
そういえばSalsaの裏テーマは、
「スポーティーに乗りたいけれど、XXXXには乗りたくない人へ」らしい。 
ゲリラ戦だな、コレは。 
 
しかし、こんなのは少し前の「リッチー Niti」以来ご無沙汰ですので、
是非、もっとこういう勢力が伸び、スカッと楽しい自転車が増えれば良いなぁ!
と思いますが・・・さぁ、どうなる2008。 

2007年12月18日

オノボリズム 下。

映画が終わり、灯りが点くと、 
離れて暮らす知人の顔が其処此処に。
 
久し振りで嬉しいね、別に何も無いんだけどね。 
色々話したい事もあるけれど、日帰りの今日では消化不良必至。
なのでスパッと諦め、外行こう外!と、
京都人二人と連れ立って、東京の懐へ飛び込んだ。 
東京1
何となく道が分かるというOGUに連れられ、東京の道を行く。
凄まじい路面駐車に慄きながら、左を注意しつつ走っていると、
スッと出て来た高級車。
 
走り行く白のベントレーの、Vシネマの様な後姿を見つめながら、
脳裏に浮かんだ事は、
「あの白のベントレーの後ろは・・・全盛期の梶原一騎の顔に似ている」 
 
その事を、同行人に伝えようとするも、
「あぁ、はいはい、乗ってそうね、梶原一騎ね。」
違う。グラデーションのサングラス掛けた、四角い顔の梶原一騎に見えるんや。
と、説明したいが、その時には既に梶原一騎は車の波に掻き消されていた。
 
車の流れも速いぞ、東京。
 
 
 
東京の地形を、腿の負荷に変換して感じながら、
キョロキョロして見つけた六本木ヒルズ。
ならばあの麓辺りが、たしかサイクレックスの事務所だったはず、と、
うろ覚えの記憶を頼りに行く。そして無事リーチ。
 
サイクレックスの前から、民家の隙間を通して見える六本木ヒルズ。
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Resistantは切られて折られて縫われて、此処からやって来るんだね。 
 
折角東京に来たんだし、まだ日は高い時間だし、さて次は何処に行こうか、
と、京都からResistantへの出稼ぎ女工さん チエちゃんに道を聞くと、
「東京はね・・・広いよ?京都とは違うよ?」と一言。
 
だからと言って、このまま最寄の駅から輪行して帰る訳にもいかんので、
地図を見ながら、脳内にオノボリマップ2を作成&発進。
 
  
 
他に目的地の有る同行の二人とは途中で分かれ、
「輪界の琴欧州」ことサンタ君の労働参観をしようと「トレイルストア」さんへ。
店内は正統派MTBショップって感じで、逆に新鮮。
 
店の裏は大きな公園、試乗車を借りて少し散歩。
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木が生え枯葉積もり、噴水が有り、
幼児が鳩を追い、老人がそれを目で追い、
何をするでもなく、沢山の人が憩っていた。
 
絵の中の様だ。良いね、ここ。
「ちょっと乗っといで」と、渡されたチャージ ダスターを駆って来た事ですので、
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タイヤの裏で、木の根っこをそっと踏みしめながら、MTBに恋焦がれる。
こらある種の借景か。
この公園が有る事で、トレイルストアさんの魅力がとても光る。
 
良いね、こんな所で仕事が出来るなんて。 
なんて、与太話もそこそこに、お暇し、来た道以外の道を行く頃、
日はもう暮れ始めていた。
そうか、冬なんやなぁ。
  
 
 
東京、来る度に悪く無いと思うようになっている。
道に迷えば迷うほど、目の前を面白いモノが行き過ぎる。
 
でもこの街は面積だけでは無く、情報量があまりにデカ過ぎて、
自分にはとてもそれを処理出来そうに無い。
この街に住むには、時に現実感を捨てて、
目の焦点を少し暈す様な技術が必要なのかもしれん。
 
塔ってCGに見える時が有って、思わずジーっと見てしまう。 
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でも、もしこの塔が本当に絵だとしても、東京では誰もそれを気にしないかも。
 
物事のスケールが違うんだね、きっと。
読んで字のまま、モノサシが違う。 
だから、モノの重要度も違う。 
無理に比べようとすると変な事にしかならんわ。 
 
 
 
ゲイリー・フィッシャーの話を聞いて、当然憧れもあるやけんど、
あの時代はあの時代のモノサシだったんだろうし、
それを今のモノサシに無理矢理当て嵌めて、クランカーで大滝走っても、
絶対にフィッシャーにはなれない。
  
無理して今の日本に当て嵌めると、フィッシャーも、
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こんな事になってまうかもしれんしな。
 
 
 
だから帰って、地元の山を走って遊ぼう、それが自分のスケールさ。 
あばよ東京、また会う日まで。
 
おしまい

2007年12月17日

オノボリズム 中。

東京の地理を全く知らないくせに、
何故か地図を持つのが邪魔くさくて持っていない。
いや、正確には手書きby自分のおのぼりマップがある。
が書いて有るのは「東京タワー」とか「ガーナ」とか。
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あぁ・・・。意味が分からん。
何?昨日呑んでたか?俺。 
いや、昨日はコレで行けると信じていたんだな、きっと。
  
 
 
動く方向が分からず、身動きの取れない中、もはや手は無い。
このオノボリマップを見るに、目的地は西の方角。
太陽の位置を確認し、西の方へ走り出す。
 
しかし東京恐るべし、道は真っ直ぐ延びず、
北へ行ったり、南へ向いたりして戸惑わしてくれる。 
  
 
 
看板地図見たり、青看板を見上げたりしている内、
「お、何か分かってきたぞ・・・違うか」x5回位の後、 
何とか地図を書いていた時の記憶にある地名が出て来はじめ、
あのT字路の角に・・・輝くのは自転車の群!
 
目的地のビルに入ると、久し振りのあの人この人が居て、
着いた事の安心感に浸・・・っている場合では無い。
会場ではすでに今日のお目当てである「KLUNKERZ」が始まっている。
積もる話もあるけれど、後ろ髪引かれながら会場であるBollRoomへ。 
 
 
 
ドアを開けると、普通に映画館みたい。
皆の顔が青く照らされている。
振り返るスクリーンには、
ブーツィー・コリンズの様なメガネをかけたゲイリー・フィッシャーが。
 
とりあえず席を探すと、見慣れた京都人が手招きしてる。
早いな、来んの。いつ来たん。なんて言いたいけれど、
それよりなによりスクリーンに喰いつく。 
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内容は至って下らん内容で、
いい年になったオッサンが、昔を懐かしんで目を細め、
だらだら夢見心地の話を続ける合間に、
昔の8mmの映像や写真が挟まれる。
ただそれだけ。
 
でも、損した気にはならなかった。金も時間も。
 
 
 
俺の好きなマウンテンバイク。 
その存在を意識した時には、すでに完成された姿で在った。 
だから自分にとってのマウンテンバイクは、そこから。
 
でも、当然それ以前からマウンテンバイクは在って、
もっと言えば、マウンテンバイクと呼ばれる前からも在った。
 
それが様々な偶然やドラマを経て、タンポポの綿毛の様に遠く運ばれ、
NS50Fで醍醐のシングルトラックを無理矢理下って遊んで居た自分の、
脳天に着地し、根を張り、今に至る。 
 
 
 
それは当然の事で、文字で読んで知ってはいたけれど、
「レジェンド」なんて呼ばれるオッサン達が、
時に毒づき、時に愛しい瞳でその時間を語るのを見て、
分かった気になっていた事を、またほんの少しだけ分かった気になった。 
オッサンの思い出の10分の1の10分の1の10分の1、体験出来た様な。
 
 
 
昔の人 ゲイリー・フィッシャーがなんぼのもんやねん。
トム・リッチー?髭のおじさん?
ジョー・ブリーズ?どうなったのブリーザー?
マイク・シンヤード?問屋の人ね。
要は金儲けが上手かったか下手だったかが現状だろう?
そんな今の目線からで、馬鹿みたいな事を言っていた自分を恥じるね。
 
彼らは伝説なんかでは無い。
しかし、MTBの親ではある。
彼らがなければ、今、自分はMTBに乗っている事なんて在り得なかった。
 
もっと言えば、シマノもそうだし、他の色々も含め、
先人の諸々の上で、今の自分は遊ばして貰っている。
良くない色々も有ったろう。
しかし、それでもなんでも、自分等は「子供」なんだ。 
  
 
 
もう、胸一杯でね・・・。
その後のチャンクバイクの映画「B.I.K.E.」を見る気にもなれず、
チケットをポケットに押し込んで、とにかく自転車に乗りに行きましたとさ。
 
つづく

2007年12月16日

オノボリズム 上。

輪行嫌。
人混みは嫌。
それでも行った、大東京。
 
バイシクルフィルムフェスティバル(BFF)、
つまり自転車映画祭を観る為に。
 
 
 
早5時半の新幹線に乗り・・・と思って居るには居たけれど、
実際には起きた時間はいつも通り。
さすが体内時計、人体の神秘よ。 
 
休みの日まで急ぐ様な人生は好ましくない。
なので、いつも通り着替えて、いつも通り京都駅に向かい、
「使い方分からなんだら如何しよう・・」と、
ドキドキしながら券売機で新幹線の切符を買い、 
「自転車は担ぐ為には出来ていない」という事実を肩に感じて、
二時間少々、あら東京。 
 
 
 
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東京近いね、たかが知れとるね。
コレで手ぶらならもっと近いけんど、輪行辛いね、好きになれんね。 
しかし、今回は新たに導入した武器「ミニ」が有りまして、
嫌な輪行簡単至便、心の澱みも晴れ渡る、ピース。 
 
 
 
東京のビルは高い。
そして何処に行っても見渡しがきかないので、道がわからん。   
家で作ってきたお手製「ONOBORI MAP」は、
駅を降りて5分で何の役にも立たなくなって、困惑。
 
今日一本目の開始時間まであと20分。 
が、休みの日まで急ぐ様な人生は好ましくない。
青看板を見ても、どちらに向かえば良いのかさえ良く分からんのだから、
急ぐだけ無駄。それより眼開いて東京見ましょう。
 
オノボリマップに印された要所を探しながら、皇居を見て左~、っと。
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ホゥ~、これが法務省ですか、威厳有る建物ですな。 
 
 
 
東京タワー目指す道すがら、突撃ラッパが聞こえてくる。
ロシア大使館近く、信号の向こうには国防色の大型車。
交差点にはバリケードを用意した警官隊。
国防色が・・行ったー!と見せかけてフェイント。
フェイントに引っ掛かり、警笛を鳴らしまくる警官。
それを見て手を振る幼児。
  
人の業の深さを感じさせる良い構図です。 
 
 
 
「真剣に考えにゃならんよ、領土の事は!」
「しかも漁民のオッサンも拿捕されたままだし。」
「国益を守るという事は、国民を守るという事である!」
「故に、国防色がそれに抗議をしているのであれば。」
「それなら、我々に何も笑う権利など無い!」
「寧ろ、自分が漁民側であればどう思うか?」
「笑う我々を見て、それでも同胞か?と叫びたくなるであろう!」
 
等という、固~いお話が、こんなにコミカルに見える。
甘辛泣き笑い。 
 
 
 
そんなふしだらな事を考えていたせいだろうか。
Resistant東京工場を視察して激を飛ばそうと向かうも、
何か全然違う所を走っている。
六本木ヒルズが分かれば・・・と見上げる空には石の壁。
 
分からん。
よし、諦めてBFF会場へ行こう!
と思っても、何処に居るか分からないのだから、
何処に向かえば良いのかも分からんし、
そもそも会場の地名も知らんという事を、気付いたその時。
 
 
 
会場では既に上映が始まっていたとさ。 
 
つづく

2007年12月14日

繭。

閉店後と同時に特殊部隊突入!
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いや、特殊部隊にしては腰が引けている。
 
その姿勢から人物像をプロファイリングしよう、
等と言うのは愚の骨頂。
それより怪しいこのニット。
後ろからフード、前からマスクという、
「そんな寒がりで生きて行けるのか?」
と人に心配された事の有る人にうってつけの、
少しケッタイな一枚。 
 
 
 
コチラ、知ってる人は知っている「CCP」のニットです。
CCPは自転車に乗る時の事「も」考慮した服を作っているブランドですが、
この「も」という所が大事で、自転車に乗る事「を」考慮した服とは、
少し距離感が違うんですね。
 
 
 
自転車乗る時には、当然背面が少しは長くなければ背中が出てしまい、
それでは家から出かける時に母ちゃんに捕まり、
シャツをズボンの中に押し込まれ、ズボンをグイィと引き上げられ、 
陰部の裏がヒリヒリするという事にも成りかねないので、
このニットもやはり少し背面長めに作られています。
 
また身幅が狭めで有る事や、前傾時に袖が攣らない様に、
袖が長めで有るのも必要条件でしょう。
そんな所も当然押さえてあり、袖先には、
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指貫もついてますよ。 
 
 
 
そんな条件を満たした服なら世の中幾らでも有ります。
でもね・・・着たいかってーと・・・。
 
パーっと気持ちよく走って、コンビニでちょっとお買い物、って時、
入り口のガラスに映る自分を見て、「アウチ・・・」と俯いてしまう様なモノも多い。
 
飾りは元々自分~を、綺麗に見せる為のモノで有りまして♪
人を~傷つける為のモノなんかじゃ、ありまっせ~ん♪ 
と、野沢じゅんじも歌っているでは有りませんか。
他人どころか、己を傷つける服とは如何なる物か!? 
 
 
 
まぁそんな訳で、日常と非日常の境目の薄い自転車愛好家にとり、
服とは結構な問題であったり無かったりするのですが、
そこにこういう服が有ると、やっぱり非常に助かる。
 
いやぁ~、色んなモン作る人がいるモンだねぇ。
他に自転車服ってーとStemとかも有るし。
ありがたや、ありがたや。
 
 
  
そんな色んな人が集まる首都 東京にて、
本日から始まったバイシクルフイルムフェスティバル略してBFF略してビーフ。
今日・明日・明後日の開催。
という事で、「クランカーズ」と「B,I,K,E,」を見る為に!
そしてオモロイモノを見る為に! 
 
Mr,オノボリサン、ビル見上げるべく明日上京してきます。  

2007年12月13日

合体。

過日、人生の大きな転機と言える、「結婚」なる儀式を初体験致しました。
教会で神父さんに!や、
神社で神主さんに!というのは、無神論者としては受け入れ難い、
という我侭を聞いて貰った為、厳かなのは無しでしたが。
 
 
 
今まで、自分が結婚するとは思っても居ませんでした。
が、ハワイが日本に近づく様に、少しずつその考えは変わり、
晴れて二人の家庭を持つ、という事に相成りまして。ビックリ。
 
同じく「あんな自転車なんて」と思っていた自転車に、
興味を持ち出している自分を発見したりと、
やはり人は流るる水の様に、同じでは居ないモノなのだなぁ、と、
自身を通して実感する今日です。
 
 
 
日和っているのか?
フライング気味の老化なのか?
ホルモンバランスの関係か?
もしかしてそうなのかもしれません。
 
また、今後は二人の家庭という事で、何かの選択の時、
自分以外の要素に左右され、思う様に行かない事も出てきてしまうでしょう。
  
それでも、やっぱり自分の意思のある期間が人生なので、
香水臭いガタガタのワゴンRに人形並べて、しかめつっらしながら、
マクドの喰いカスを窓からポイ捨てする様な人生にならない様、
自分の志向をノリでは無く、常に精査する方向という辛気臭い色は捨てずに、
自分の責任メーターを満たして満足できる、そんなコレからにしていきたいです。
 
 
 
夜の結婚パーティーに来てくれた、
毎日見る顔、久っさし振りに見る顔、初めて見る顔(嫁ツレ)、
遠くから来てくれた人、来れない代わりに連絡くれた人、
有難う御座いました。 
刺激とやる気とアイデアは、いつも君等から湧いてきます。 
 
そして、モニター越しにご覧の皆さん。
皆さんが良くも悪くも気に掛けていてくれるお陰で、
一人前に結婚できる所まで来ました。 
 
これからはもっと!なんて言えません。
それでも、君等と一緒に歩くこの道が、
いつか分かれ道に来て、其々別の方向に進み始めるまで、
甘く苦く楽しく辛く、やって行ければ、ただそう思います。 
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ありがとう!そしてヨロシク!
 
 
 
  
 
因みに。
08.12.12 004.jpg
ラペイエの指輪抽選(アミダクジ)当選者は、
琵琶湖岸に住む、ただのアフロの人でした、おめでとう~!
外れた人は残念!また良い事あるさ!

2007年12月05日

ラペイエはこちら。

久し振りに商品のご注文を沢山頂戴しております!
いやぁ~、バイクラのクリスマスプレゼント特集の反響、
有り難いですね。
 
ただまぁ惜しいのは、それが・・・ウチの売り物では無いという事だな。
 
 
 
皆様の興味を一身に集めるのは「ラペイエ」というメーカーの指輪。 
 
アクリルの中に閉じ込められた、様々な人生模様。
表情は無いものの、其々微妙に違いが有り、
性別・年齢・職業・状況などなど、見ていて中々に楽しく、
更に惹かれるのは、
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その中の自転車に乗った人シリーズ。 
 
 
 
ただ、問い合わせを貰っても、たまに自分で普通に買って来たモノを、
欲しいと言う人に分けているだけで、ウチの商品では無い。
しかも取り扱いのお店さんにも、自転車シリーズは在庫切れで、
用意のしようも無い・・・と。
 
しかしまぁ自分が「良いなぁ」と思ったモノに興味を持って貰える事は、
店をやる者にとって非常に有り難い事です。
それを用意出来ないと言うのは・・・不甲斐無い。
 
 
 
と、俯く休日、そのお店さんへ行くと青天の霹靂、
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ラペイエ、大量入荷。
10個以上あり、もはや街だコレは!
 
 
 
勿論、分けてもらって来ました。
今回自転車3つ用意しましたので、店に置いときます。
 
で、銀輪からクリスマスプレゼントを。
今回入荷の中から一番気に入ったコイツ、題して、
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「ひったくり」 
 
欲しい方は12月6日中に「指輪希望」と書いてメールを。
条件は取りに来れる人。
適当なる抽選の後、当たった人に連絡致しますので取りにおいでませ。
 
 
 
反対に誰かにプレゼントしよう!なんて思う人は、
京都麩屋町錦上る 「スウェルストア http://swellstore.net/」 へGo! 
やたらマウンテンバイクが置いてあり、
やたらプロライダー小野寺少年が居り、 
自転車と服と仏教と剣道について教えてくれる、素敵な服屋さんです。

2007年12月04日

ボーナスイーター。

ボーナス時期到来。
アクオス買うの?車のローンのボーナス払い?
嫁に袋ごと渡す事が家庭内法令で義務付けられて、取り分二万円? 
  
嗚呼・・・夢が無いねぇボーナスって。
ボーナス貰った事の無い私としては、ボーナスあればアレもコレもソレもって、
夢一杯なんだけど、夢は叶えば夢で無くなるんでしょうな。
 
 
 
そんな心の枯れをボーナスでは潤せない人の中の、ホンの一握りの人達へ。 
アクオスもローンも嫁も無視して、札束を握り締めたくなる情熱を。
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知っている人は知っている、
Salsaの超弩軽量スチールフレーム Primero。
フレーム・フォーク、共に馬鹿軽いです。
スカンジウムやカーボンには叶いませんが、それでもスチールとしてはもう特級。
 
触るとスチールの温もりがあります・・・って比喩ではなくして、
パイプのあまりの薄さに、握るとすぐに手の熱で温まり、
何だか温く感じる、という程の薄さ。
恐るべしトゥルーテンパーS3パイプ。
 
それをフルアルテグラで組んで、普通の補機類に、
普通のシマノ550ホイールで、もう8.2kg。
ホイールをそれなりにすればもう7kg台に突入するぞ!
 
 
 
こんなに危ない位軽量なのに、ヘッドチューブが長くロング向きで、 
レーシーじゃないロードバイクなんて珍しいね。
真面目で正しい答えは幾らでも有る中、
こんなファンキーなのも良いじゃないですか! 
特に足の無い自分の様な人間にはかなり都合が良いはず。 
 
ただ、そんなトリッキーな回答に出すには、
フレーム¥186,900は・・・ハードル高いなぁ。
GiantのTCRコンポジットとほぼイーブンやし。
まぁ、作るのの大変さもイーブンかもしれんけど。 
 
しかし!ボーナス投げ出したる!という積極的勢いの有る人ならば!
Giantの完成車よりもずっとお得な結構なお値段で出しますぞ!
 
 
 
寒空の下、洟垂らしながら阿呆顔して走っている己の顔が目に浮かぶでしょう。
 
サイズはトップ545のシート47スローピングで、ホリゾンタルの53程度。
さぁ、後先考えずにボーナス袋を差し出して楽になれば良いさ。
 
それがしたくない、乃至は出来ない人には、
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自転車軍手で気を紛らわして下さい。因みに¥500。 
 
 
 
さぁ買った買った~。

2007年12月03日

灯油五缶目なれど、未だ冬ではない。

寒い朝、起きて外を見ると・・・小雨。 
走りに行くかなぁ、止めるかなぁ、と思案する天秤を傾けるのは至極当然。
 
しかし。寒いと言う程には寒くなく、
そしてこれから更に下がって行くであろう気温の事を考えると、
コレは是非に行っておかねばならぬと尻を押す。
 
 
 
「行く」方向でカタンと傾いたなら、小雨もむしろ好都合。
道際の散った落ち葉も雨に濡れ、
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フレッシュに見えて、朝の気分を盛り上げる。 
 
雨の日の装備リスト
・人から中古で買ったゴアのヤッケ。(上半身は濡れない)
・ツバのついた帽子。(コレだけで意外と視界が確保できる)
・フラミンゴフェンダー。(尻を無限の放水から守る)
・オルトリーブのサドルバッグ(防水万歳)
・Resistantのヒップハンガー。(水が浸入しない&横広でサドルに引っ掛かり難い)
・濡れる前提のシャカシャカ半パン。(諦め&割り切り)
・濡れる前提のブーツ。(ゴアなれど足首から伝う水で無意味)
 
一日中走る訳で無いから、コレで充分。特殊な物など必要無い。
足首がやたらに冷えて痛いけど、心頭滅却すれば至って楽しい朝の一時。
 
 
 
走りながら何処に行くか思案するも、雨の日は自分も車も視界が悪い上、
路肩には地上の諸々を舐め取った、成分不明な水が溜まっており、
どうにもシャキッと走る環境では無く、ルートは自然と小道へ小道へと。
 
雨の日の山というのは、煙のグラデーションが掛かり非常に美しいので、
煙る鞍馬を見に。
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これぞサイクリング。
 
平日の朝、しかも雨だからなのか、誰も人が居ない。
こんな天気だからこそ、靄の向こうから天狗様が~、
などと妄想を膨らませられて楽しいのに。
  
 
 
天狗ゴッコに精を出した後は、鞍馬峠を上りきる程時間も体力も無いので、
そのまま下りて来る。
と、必ず目に留まるのが、
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知ってる人は知っている、知らない人は不思議に思う、
そんなチクリ エルバさんの看板。
 
閉めてしまってから結構な時間が経ちますが、
この派手な看板を見る度に、残念・・・というか何と言うか。
ビルダーさんというのは数が非常に少なく、
どうにも神格化されがちですが、
「モノを作る人」として、沢山、身近に居て欲しいですね。
 
っつっても、それで喰って行くのが大変だから少なくなる訳で、
やはり霞を喰って生きる仙人の様なモンとして、
有り難く拝むべきなのでしょうか・・・ウ~ン。
 
 
 
ま、京都には日本っぽいダサカッチョ良さが大人気、
「Ganwell」さんが在るし、宝ヶ池の主「Vigore」も在る!
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最近はスマートオーダーに力を入れているみたいで、
街にカラフルな自転車が増えるのは、見目楽しく良いのですが・・・、
やっぱり京都で火を入れまくって欲しいな、とも思います。
  
「日本製が最高や!」等という盲目的パトリテオティシズムでは無く、
食料自給率ならぬ自転車自給率が、あまりに低いこの現状ですので、
もう少し、何とか、なればなぁ・・・と。
 
 
 
現状、子供の欲求に置けるポテトチップと煎餅の様な関係。
それを打破するには・・・皆ジジイになれば良い。
違う!それじゃ話にならん! 
 
とりあえず煎餅買って帰って答を考えます。

2007年12月01日

ナイトクルージン。

12月。
京の観光フィーバーもそろそろ鎮火気味。
 
なんで好き好んでこんな人混みの中に突入して行くのか?レミングか?
と、訝しげな視線を投げかける白け世代の毎日なのですが、
お誘いを受け行ってみました、これぞTHE京の観光、 
知恩院さんのライトアップで御座います。  
 
 
 
昼は店の前だけに止まらず、
横の小路まで人が並んでいた一澤帆布のその裏の、
白川も夜になれば誰も人が居らず、
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さやさやと暗く流れる。 
 
 
 
華頂山めざし夜の道を行く。やがて人気が増して行き、
「イベントやってます」状態になるものの、そんなに人も居らず、
正月2日の神社くらいの人出、つまりパラパラ。
 
中に入ると、光が足元を照らし、道を案内する。
コレは黄泉平坂か!ってジャンル違い。
庭に入ると、
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鏡の様に平らな水面に映る紅葉。 
「綺麗・・・」と感嘆もらしたいが、そうとしか言えない仕組みに不満を覚え、
口をつく言葉は「・・・ニュースステーション」。
 
 
 
他にも色々、地味な感じでビカっとライトアップし、
「これでもか!」とばかりに秋を、京都を見せつける。
侘びじゃろう?寂びじゃろう?と。
 
確かに光は全てを見せる様には出来ておらず、
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影を強める事で、より光を見せるという、
夜を昼にする遊園地式ライトアップとは違う良さがあります。
 
しかし、それ故に、隠すが故に。
影の部分にある「隠した物」が気になって仕方ない。 
 
  
 
連立った某人とも話になりましたが、
嘗ては寺参りと言うのはエンターテイメントだったのでしょう。
あの世に一歩近い所に行き、未来をちょっと覗き見して、
わくわくしたり安心したりで。 
 
そしてこのライトアップとは、その往時人に与えた印象に近い物を、
現代の人に与えるモノなのでは、なんて思ったりもして、非常に興味深い。
 
 
 
が、だね。
悲しいかな、寺は今の寺にして過去の寺に非ず。 
スターは永遠にスターでは無いし、
ヒーローは永遠にヒーローでは無い。 
 
寺が、過去在った様に人を魅了するにはもう枯れ過ぎて、
あまりに渋くなって、重厚になってしまっている。
  
このライトアップは非常に美しかった。
が、反面、とても醜かった。
調和の美を得た今の寺に調和していなかった。 
  
 
 
まぁ別に良いんだよ。
寺なんてのは「聖職」と思うからおかしい事になるのであって、
そういう「役割」それ止まりだと理解すれば、期待も残念も無いから。
  
しかし、丹念に化粧を施した老人の様な、
綺麗な綺麗なライトアップに目が疲れ、
ふと仰ぎ見た時に、 
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圧巻。 
 
人は何かの為に尽くしても、
無為の結果には敵わない。 
コレを伝えるのが知恩院ライトアップの裏コンセプトだとするなら、
・・・やるなぁと思う。