オノボリズム 上。
輪行嫌。
人混みは嫌。
それでも行った、大東京。
バイシクルフィルムフェスティバル(BFF)、
つまり自転車映画祭を観る為に。
早5時半の新幹線に乗り・・・と思って居るには居たけれど、
実際には起きた時間はいつも通り。
さすが体内時計、人体の神秘よ。
休みの日まで急ぐ様な人生は好ましくない。
なので、いつも通り着替えて、いつも通り京都駅に向かい、
「使い方分からなんだら如何しよう・・」と、
ドキドキしながら券売機で新幹線の切符を買い、
「自転車は担ぐ為には出来ていない」という事実を肩に感じて、
二時間少々、あら東京。
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東京近いね、たかが知れとるね。
コレで手ぶらならもっと近いけんど、輪行辛いね、好きになれんね。
しかし、今回は新たに導入した武器「ミニ」が有りまして、
嫌な輪行簡単至便、心の澱みも晴れ渡る、ピース。
東京のビルは高い。
そして何処に行っても見渡しがきかないので、道がわからん。
家で作ってきたお手製「ONOBORI MAP」は、
駅を降りて5分で何の役にも立たなくなって、困惑。
今日一本目の開始時間まであと20分。
が、休みの日まで急ぐ様な人生は好ましくない。
青看板を見ても、どちらに向かえば良いのかさえ良く分からんのだから、
急ぐだけ無駄。それより眼開いて東京見ましょう。
オノボリマップに印された要所を探しながら、皇居を見て左~、っと。
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ホゥ~、これが法務省ですか、威厳有る建物ですな。
東京タワー目指す道すがら、突撃ラッパが聞こえてくる。
ロシア大使館近く、信号の向こうには国防色の大型車。
交差点にはバリケードを用意した警官隊。
国防色が・・行ったー!と見せかけてフェイント。
フェイントに引っ掛かり、警笛を鳴らしまくる警官。
それを見て手を振る幼児。
人の業の深さを感じさせる良い構図です。
「真剣に考えにゃならんよ、領土の事は!」
「しかも漁民のオッサンも拿捕されたままだし。」
「国益を守るという事は、国民を守るという事である!」
「故に、国防色がそれに抗議をしているのであれば。」
「それなら、我々に何も笑う権利など無い!」
「寧ろ、自分が漁民側であればどう思うか?」
「笑う我々を見て、それでも同胞か?と叫びたくなるであろう!」
等という、固~いお話が、こんなにコミカルに見える。
甘辛泣き笑い。
そんなふしだらな事を考えていたせいだろうか。
Resistant東京工場を視察して激を飛ばそうと向かうも、
何か全然違う所を走っている。
六本木ヒルズが分かれば・・・と見上げる空には石の壁。
分からん。
よし、諦めてBFF会場へ行こう!
と思っても、何処に居るか分からないのだから、
何処に向かえば良いのかも分からんし、
そもそも会場の地名も知らんという事を、気付いたその時。
会場では既に上映が始まっていたとさ。
つづく