四日めにしてただの観光日誌と化す。
2月10日。
サンフランシスコ到着後、日付が変わるまで徘徊する目の前を塞ぐものは、
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噂に違わぬ激坂。
自転車がポロリポロリと走る街中を抜けマリン・カウンティーに向かう。
やがて小川が大河となる様に自転車の数は増し、
ゴールデンゲートブリッジを渡る頃には自転車数珠繋ぎ。
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空は快晴、風微風、注ぐ日光肌を照り、
立っているだけで肌に汗が滲むも、カラッと乾いた風がすぐに乾かしてくれる。
こんな土地で自転車を乗れるのなら、捻くれている暇など無いのかも。
山の上に上り、ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズを見下ろすと、
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今来たなだらかな山道を、小さな粒達がが蠢きながら上って来る。
それは勿論自転車であり、その殆どがロードバイク。
MTBの聖地であるはずなのに、クロカンバイクなんて何処にも居ない。
・・・と、ふと見る1kmほど離れた山腹。
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ファイヤーロードを上るMTB単騎。
何も無い山肌をジリジリジリジリ上る。
街へ戻り、自転車巡り。
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魅力的なのは、高価なアメリカンパーツやバイクでは無く、
日本に持って帰るのも面倒なほどチンケな部品達。
それらには海を越える程の経済的位置エネルギーは無い。
でも、だからこそ、今此処で見れる事、触れる事が嬉しい。
道端には桜咲く。予定の前倒しは嬉しいけれど、
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真冬でこんな気候なら、一年中割き続けなければならないのか?
そんな訳はないだのだろうが、思い巡らすと少し腑に重たい話。
止まない雨は無い。明けない夜は無い。なんて言うけれど、
多分この世界の何処かには止まない雨も、明けない夜も有るのやろう。
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遠く離れたその土地と、情報・物資の交換が可能になった今現在なれど、
意思の距離は、言葉や、距離や、時間、それ以外の何かに阻まれ、
おいそれと埋める事の出来ないモノなのではないのだろうか?
その壁に囲われた範囲の事を「文化」と呼ぶのなら、
文化にたいする理解とは、非常に高度な事だと思うので、
私は文化を理解するなんて、死ぬまで言えそうにないなぁ、と思った晴れの日。