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2008年02月26日

四日めにしてただの観光日誌と化す。

2月10日。
 
サンフランシスコ到着後、日付が変わるまで徘徊する目の前を塞ぐものは、 
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噂に違わぬ激坂。
  
 
 
自転車がポロリポロリと走る街中を抜けマリン・カウンティーに向かう。
やがて小川が大河となる様に自転車の数は増し、
ゴールデンゲートブリッジを渡る頃には自転車数珠繋ぎ。
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空は快晴、風微風、注ぐ日光肌を照り、
立っているだけで肌に汗が滲むも、カラッと乾いた風がすぐに乾かしてくれる。 
こんな土地で自転車を乗れるのなら、捻くれている暇など無いのかも。
 
 
 
山の上に上り、ゴールデンゲートブリッジとアルカトラズを見下ろすと、
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今来たなだらかな山道を、小さな粒達がが蠢きながら上って来る。 
それは勿論自転車であり、その殆どがロードバイク。
MTBの聖地であるはずなのに、クロカンバイクなんて何処にも居ない。 
・・・と、ふと見る1kmほど離れた山腹。 
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ファイヤーロードを上るMTB単騎。 
何も無い山肌をジリジリジリジリ上る。 
 
 
 
街へ戻り、自転車巡り。 
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魅力的なのは、高価なアメリカンパーツやバイクでは無く、
日本に持って帰るのも面倒なほどチンケな部品達。
それらには海を越える程の経済的位置エネルギーは無い。
でも、だからこそ、今此処で見れる事、触れる事が嬉しい。
  
 
 
道端には桜咲く。予定の前倒しは嬉しいけれど、
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真冬でこんな気候なら、一年中割き続けなければならないのか?
そんな訳はないだのだろうが、思い巡らすと少し腑に重たい話。 
 
 
 
止まない雨は無い。明けない夜は無い。なんて言うけれど、
多分この世界の何処かには止まない雨も、明けない夜も有るのやろう。 
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遠く離れたその土地と、情報・物資の交換が可能になった今現在なれど、
意思の距離は、言葉や、距離や、時間、それ以外の何かに阻まれ、
おいそれと埋める事の出来ないモノなのではないのだろうか?
 
その壁に囲われた範囲の事を「文化」と呼ぶのなら、
文化にたいする理解とは、非常に高度な事だと思うので、
私は文化を理解するなんて、死ぬまで言えそうにないなぁ、と思った晴れの日。

2008年02月24日

反比例温暖化。

寒い寒い耳が引き千切れる。
 
だのに。
何故?
自転車なんか乗るのかえ?
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そら、乗ってる者なら知っている。
寒風吹き荒ぶ中を走り終え、降りた時に吐き出す言葉が、
「暑っつい!」であるから。
首元から湯気立ち上がらせながら、
メシ喰う事は燃料補給で有る事の実感を得られるから。
 
乗らなんだらすぐ忘れますが。
乗れば嫌でも思い出す。
 
 
 
暫く見ぬ間に人は変わる。
けれど同時に自分も変わっている。
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春を待ってばかりでは、道具は錆びるかもしれないし、
また同時にアナタの心も錆びるのかもしれないし。
 
 
 
今ならまだ間に合う。
すぐに飛び出せ、今すぐ飛び出せ、
朝なんて待つ必要無いから、さぁ今すぐに。 
 
凍った橋を見つけて渡れ。
誰も踏まない雪溜まりこそ踏め。
自転車とは生き残る事やと、いまこそ自分に叩き込んだろう。

2008年02月23日

三日目にして天命を知ったのかどうなのか。

2月9日。
 
自転車熱に浮かされて、知恵熱出しそな夜を越え、
起きて外見りゃ今日は晴れ。
 
昨日に引き続き、NAHBS会場へと車で向かう。
雨は上がり、雲多けれど晴れ、遠くも見えて気分爽快。
今気付いた、平地が延々と広がる所なんやなぁ、と感慨。
 
 
 
で、何ですか?あのデカい山は?
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向こうは北、と言う事はシアトル方面、という事は。
アレが森永の牛乳飲料でお馴染み「Mt.レーニア」なのか?
 
例えば、毎日この山を見ている人が日本へやって来て、
「森永マウントレーニア」を見たなら、変な感じを受けるかもしれない。
自分が遠い土地で「Hieizan」という緑茶を見たとしたら、
やはり変だと思うだろうし。
 
自分にとって違和感あるからといって、「変だ」と言いきるのも身勝手な話で、
そんな事だから世界平和が実現しないんだ、と知りながらそれでも、
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緑茶アリゾナ。変やね。
 
 
 
脈絡無く進行して行くレーニア問題を脳の隅に引き摺り、 
改めて拝見NAHBS。
昨日は強烈なイメージの暴風雨にキリキリ舞いでしたが、
予習バッチリ、いっただっきま~す。
 
改めてみる其々は非常に興味深く「俺節」を聞かせてくれている事を再確認。 
しかし、俺節は展示者だけに止まらず、会場の周りには、
「そこまでして自転車で有る事の意味」を伝える事の困難さを感じる、
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こんなヤツとか、
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こんなとかが溢れ出しております。
共に出展者では無いカスタムビルダーの作品の様です。
因みにカーゴバイクの方を覗くと、
バスタブの中に小さな女の子が乗っておりました。
 
ニコニコしているお父さんと、愉快な自転車でハッピーサイクリング!
なのかと思いきや、女の子はタオルケットに包まって仏頂面、
バスタブの底にはお菓子の包み紙が散乱しており「ご機嫌なのはオヤジだけ」。
そんな何処の国にも有り勝ちな光景なのが笑かしてくれます。
 
 
 
てな事している間に次の目的地へ移動する時間がやってきました。
NAHBS抜きにしても、ポートランドは素晴らしい街でしたから、
非常に名残惜しい。
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たった2日しか居れませんでしたが、、
なんだか地元に居る様な安堵感と、マンガの中に居る様な刺激感を、
薄味に混ぜ合わせた様な所で、もっとゆっくりしていたい気がする。
が、次はリベラルの砦が待ってるのさ!さらばポートランド。
 
 
 
そして飛行機に乗り向かったサンフランシスコ。漢字で「桑港」。
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着いた頃には空は思わせぶりなピンククラウド。
日が暮れると、住宅地は数多の蝋燭が灯った様な光に包まれ、
何か偉い所来ちまったなぁ、とまたトキメキ。
 
 
 
トキメキ死にするまであと一歩の夜。

2008年02月19日

二日目にして惑わいまくる。

2月8日。
 
朝、起きると暖房つけっ放しの一晩の効果、喉がイガラっぽい。
外の空気を吸おうと窓を開け・・・られない、窓はハメゴロシ。 
空は雨、窓の外にはリアウインドーの割れたポンティアックが、
乞食の様に蹲り、濡れている。 
 
 
 
一日の始まりから、アンニュイな空気が流れるも、
外に出ると、心地良い気温と肌湿らす小雨が随分過ごし易い。
  
何は無くとも北アメリカハンドメイドバイシクルショー(NAHBS)の会場へ。 
この為に奴隷の様に空輸されて来たのだから、否が応にも胸ドキ胸。
鼓動の音が聞こえる・・・というより鐘の音が聞こえる。何故に? 
 
ゲートの前には、
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鐘が鎮座しており、自動鐘付き機能にて、ゴンゴングルーヴ出してます。 
さすが合理化の国 アメリカ、唸らせてくれる。 
 
 
 
子供やオバハンが取り仕切るチケット売り場でチケットを買い、
いざ入った会場、
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        そこは、
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                正に、
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                        変態の饗宴。
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吹き荒れるビルダー達のエゴ。
その中を木の葉の様に舞う自分。
狂った様に笑顔。
でも。
一周回るまでも無くカラータイマーが鳴り始めた。 
 
 
 
面白い。最高に面白い。
其々の想いを暑苦しいまでに詰めた結晶の自慢大会。  
 
が、其々の願う方向は、時に重複する事もあり、
大きな流れを観ると、「NAHBS」と言うのが最大の作品で、
一つ一つ自転車見て行っても、その一台に込められた怨念なぞ、
感じ取る事はとても難しい事を感じてしまうと・・・。
 
まるで、超濃い~ラーメンスープの試飲大会。
胃がもたれちゃうってな話だわ。
 
 
 
本当にね、最高にカッコイイ宝石ばかりがゴロゴロしていて、
どれもが一級品なんやけれど、それでもビルダーからすれば、
「俺のが一番に決まってるやろ!何処見てんねん!」って、 
そんな風に考えてるはずなんだな、絶対に。
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目に留まった自転車のビルダーと、拙い英語で会話すると、
やっぱり凄い想いが飛び出して来るのですよ。
「ここの構造により、軽くて乗り心地も良くて高剛性なんだ!」
って、そんな訳ねぇだろい!と突っ込むのは野暮。
ここは数字を想いが凌駕する場所なんだから。
 
 
 
そんな其々の理論、其々の手順、其々のやり方、
その積み重ねがこの一台一台なのだから、
スルスル見て流して行ったら、ただのビックリ自転車で終わってしまう。 
 
だから。
落ち着き、今聞いた話にホッヘェ~ってなりながら熱いコーヒーを啜り、
また変態の渦巻く海へ船出し、溺れ、
コーヒー休憩x無限→脳の許容量の限界まで。 
 
 
 
日本から来ていたアノ人コノ人が話し相手になってくれて居なかったら、
自我を失い、999よろしく自転車のネジにでもなってしまっていたかも。
 
頭から湯気が立ち上り、綺麗に自転車一色に洗脳された頃、 
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外はもう暗かった。 

一日目にして米国の地に立つ。

2月7日。
 
エコノミー症候群にはならねども、家から数えて14時間乗り物に揺られた結果、
足がむくんでブーツがパンパン。
けれど辛くは無い。
こんな遠い場所に来た事も含め、生きている事の実感。
 
 
 
ポートランドは不安定な空模様。
曇りの中、日が射したかと思えば雨が降ったり止んだりを延々と飽きる事無く。 
 
観光っつってもよくわかんないモンだから、
取り合えずメシ喰ってから自転車屋にでも。 
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どこの自転車屋も一様に、
「NJS」と「NAGASAWA」のステッカーを見つける事が出来る。
逆リア・ディゾン状態。
   
 
 
しつこく降り続く小雨を避ける様に、
明日から始まるハンドメイドバイクショー(NAHBS)のプレアートショー会場へ。
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何がアートかなんて全く分からんが、
乗られている自転車、廃パーツを集めたオブジェ、変なデザインジャージ、
其々展示者の勝手な「エゴ」が滲み出る。
 
「他のヤツはどうか知らんが、俺にはコレなんだ!」ってなモンで。 
見ている此方は賛同・感動よりも感嘆「フ~ン、ホッヘ~」。 
 
 
 
コンビ二も自販機も日本と比べれば無いに等しいこの土地で、
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ガソリンスタンドで売っていた、意味深な名前のビールを飲んで、
明日はショー初日、寝て夢、覚めても夢と、布団に潜る。

2008年02月18日

クランク回せば。

例えばコーヒーを入れる時。
手早く美味く簡単に、というのでなければ。 
ミルを回さない手は無い。
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豆をザラっと流し込み、クランクを回すと、
挽かれて粉になって行く、音と手応えが気持ち良い。 
 
 
 
より美味しいコーヒーを求めて挽いているのではなく、
ただその手応えが楽しいから挽いているだけかもしれない。
 
手応えが楽しければ、もっと良いミルを使うべきなのかもしれないけれど、
ただ回して粉になって行く過程が好ましいだけなので、
今のこの一番安かったミルで良い。 
 
結果、そのコーヒーでもてなす誰かと、より美味しいコーヒーが飲めるなら、 
そこに悪い事など有ろうか。
 
 
 
其々の「良さ」という概念は、時に非常なる温度差を持ち、
それは熱いコーヒーと冷たいカップの様に、組み合わせるとろくな事が無い。
 
分かっているつもりでも、人間は忘れる生き物。
たまに手元見て思い返し、つい思い耽ってしまう。 

2008年02月15日

謹製。

モニターと睨めっこ&無駄口で終わった昨日。
今日こそは手を動かすぞ!と決意を固めるも、
また店頭にデカいダンボールが。
 
今度は何よ?と開けてみると、東京に出稼ぎに行った、
お針子 チェッチからバレンタインデーのチョコレートと、
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Resistantの山。
今回はいつもに増して多い。 
自分が注文したんだけれど。 
  
狭い店内に展示するには多すぎて、アアでも無いコウでも無いと、
ドンキホーテの如き圧縮陳列を展開。 
 
 
 
銀輪ではメッセンジャーバッグはResistantしか置いてません。 
何故ならウチはバッグ屋ではないからです。
故に、最高のバッグを追求して提供している訳では無い。 
  
しかし、縁あるResistantのバッグは、
「謹製」の心伝える、素晴らしい出来だと思っていますし、
中々目にする機会の無いコレ等を、京都の人にも触って、使って、
良いって事を知って欲しい、そんな低次元の話なんですな。
 
 
 
そら、もっと「良い」メッセンジャーバッグも有るのかもしれません。 
しかし、その「良い」とは何を指すのか?
その「良い」という概念をどれだけ明確に提示できるかこそが、
「謹製」の条件なのかもしれないと思いますし、
その点、Resistantは責任持って使って貰える製品です。  
 
 
 
先日見てきたハンドメイドバイシクルショーでも、
ハッキリ言って「駄目だコリャ」みたいなモノも有りました。
が、製作者本人はきっと「コレや!コレこそが良さや!」と、
エゴ丸出しで製作し、展示していたのでしょう。
 
贔屓目かもしれませんが。
Resistantが生まれる時期に自転車乗って過ごせているのは、
意外と幸せな事なのだと、結構本気で思います。
 
 
 
海外製も、バッグ専門メーカーも良いですけれど、
機会があれば、是非一度触ってみて下さい。
フ~ン、と思う事が、少しは有ると思いますから。

2008年02月14日

ただいま。

店を一週間空けるに当たって、
出先でまで仕事するほど高性能な人間では無いにしろ、
一応の連絡先にと、携帯電話は持って行こうと思い、
色々調べてみると、どうやら海外では自分の電話は使えないらしい。
 
 
 
へ~、知らなんだ。
何か海外でも使えるやどうやというテレビのコマーシャルも見た気はするけれど、
自分が海外に電話持って行くなんて考えた事も無かったし。
 
じゃぁ如何するかってーと、どうやら有る種の電話なら、
ラジコンのクリスタルを入れ替える様に、
自分の電話からチップを取り出し、海外で使える電話にぶち込むと、
あら不思議、自分の電話番号で海外でも使えるんだそうな。
 
で、渡航寸前、電話屋に赴き、
「ヘイ!電話換えておくれ!クリスタル抜けてタダなら何でも良いいわ!」 
と言いつつも、沢山出て来た候補の中から、
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中途半端にオシャレ携帯を選んでいるという、このモッサさ加減。
 
まぁ、その後海外で使える電話を借りに行くと、
「品切れで貸せるモノはありまへん」と、一蹴。
で、この電話は何の役にもたたなんだという所が、
とてもグルーヴィーなんだけれどね。
 
 
 
そんな訳で、一週間電話使えない、
PC触れない(背後に外人が居ると怯えてしまう)という、 
情報断絶状況を越え、「何かトラブルは無かったろうか・・・?」と、
恐る恐る覗いた店頭には、
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うわぁ・・・見た事無い種類の巨大ダンボール。 
完成車をそのまま入れる「完パケ」を凌ぐインパクト。
 
中身は勿論、Surlyのブランニュー ビッグダミー。
米国ではこの手のロングバイクが結構走っていたのですが、
此処は日本、同じ手が通用するとは限らない。
 
と、分かっているだけに、こんなモンいきなり売るほど根性無いので、
とりあえず試乗車を作って、どの程度使えるのか?オモロイのか?
使ってみまっしょう!
 
 
 
同時に、
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興味ある人には一発で分かり、そうで無い人には何の縁も無いコレも居ました。
因みに皆が気にするフレーム重量2.4kg。価格はスタンダードの約倍。
 
コレはシングルで組んで、パナ以上リッチー以下をいう狭い所を狙ってみましょう。
怖いくらい狭いターゲット。というよりも、そもそもターゲットが居なかったりして・・・。
 
海外渡航時はさて置き、国内では金銭的強力メリットを提示出来ない無いデモンタなので、
組み方でどれだけ国内でのメリットを演出出来るか?そこがポイントです。
それを上手く処理できれば、輪行がメチャメチャ楽になるんで、そこに活路を! 
 
 
 
因みに今日で私参拾壱歳。ムガル帝国の創始者バーブルと同じ誕生日。
自らチョコを買い求め、噛んで舐めて、
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一週間ぶりに開くメールの膨大な迷惑メールの中から、
必要なメールだけをひたすらチェックし続け、返し続ける。
 
 
 
ビッグダミーはいつ組めるの?トラチェはいつ組めるの?
向こうで買って来た変なパーツはいつ整理出来るの?
  
営業再開でいきなりアクセル全開。
「ふぅぅぅ~・・・」と排気音の様な溜息。
好きな言葉は「無事平穏」。
一日も早く普段通りの状態に戻りますように。

2008年02月06日

アメリカーナ。

自転車というのは、コロリコロリと転がり移動する事にこそ、
「アハっ」ていうオモシロさの芯があるのだと思います。
 
その面白さをいつも新鮮に感じて居れるなら、
それ程素晴らしい事は無いのですが、
人は忘れる動物ですから、嫌な事と一緒に「アハっ」も忘れてしまう。 
 
そして、より新鮮さを!より刺激を!と、
ああでもないこうでもないと考え、よりよくして行こうと色々している内に、
「暴走」が始まる事も多く、それは時に、当初思っていた事とは随分違う方へ。
 
 
 
そんな訳で、始めはただの自転車好きの兄ちゃんも、
一年も自転車で煮込めば、ただの薀蓄マシーンの完成、
「より面白くするには。もっと面白く感じるには。」と、
その様相たるや、もはやジャンキーのそれでありまして、
足元見失い、より高度なシステムとは?効率とは?快適性とは?と、
惚れた者の弱みなのでしょう、ドンドン行きますし、脳内を占拠されます。
 
その結果、自転車に対する愛を歌い上げる事、競う様に、
皆々、天へと舞い上がる・・・。 
 
 
 
それは非常に結構な事です。
ただ、殆どの人が上昇して行き、上昇せぬモノよりも上昇した者が優れている、
という、レースの様な間違ったヒエラルキが自然発生してしまう。
と?目的を見失い易くなる。
 
そもそも目的であった「アハっ」はもはや目的ではなく、より硬質な喜びを求め、
その硬質なモノは実は実生活に非常に近い、
「楽しみ」とはかけ離れた、「快感」への数字の話にさえなり、 
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シンプルな憧れを吐露する事も無くなる。
 
上昇しなくては喜びが得られない、という事は非常なる問題であるのだが、
そこにはあまり触れない。触れても誰も得しないから。  
やがて、希望は一列に並び、行軍を進める兵の如くザッザッザッザッ・・・。 
 
勿論、かく言う自身も、すぐに「アハっ」を見失います。
見えていても、池で浮かべるボートの様に、
行きたい方向に進めようとはするのだけれど、も一つ上手い事行かん、
なんて事も有る。
 
 
  
今は、非常に効率の良い、素晴らしいシステムに囲まれ、
毎日の自転車生活を謳歌できる環境にあります。
まだまだ足りない事もあるけれど、そんな事だいたクレーマー発言みたいなモノで、
自転車乗って喜ぶという行為の前には、差し当たって問題なんて有りません。 
 
しかし、そこに求めている喜びがあるかってーと、
必ずしも「是」ではないです。
 
じゃぁ如何すれば良いのか?
 
  
 
答探しのヒントを求めて、銀輪7日~13日まで休業させて頂き、
米国はポートランドに行ってまいります。
 
「北米ハンドメイドバイシクルショー」と言うのが主な目的なのですが、
ブルース・ゴードンやリチャード・ザックスの様な流麗ビルダーだけでなく、 

こんなん作るヤツが集まるのですね。
見た事無い多様性に塗れて、いろんな「アハっ」を見てきたいと思います。 
  
 
 
多様性とは、集団が生き延びる確率の事です。
だから多様性無くして先は無く、まして進化など。 
 
社会的意義も、精度も性能も、実生活とのバランスも、伝統も未来も全て大切です。 
でも、まずは動く切欠が無けりゃ、心惹かれなきゃ。 

2008年02月04日

首絞められてこそ出せる声。

家へ帰ると冷たい空気。
 
いつも家に居るはずのオカァチャンは用事で出掛けてるから、
暫く振りの一人暮らし気分。
温めて喰らえ、との指示書きに従いタイカレーを喰った後は、
一人畳に大の字に。 
 
此処からは誰の物でも無い、自分だけの時間。 
仕事帰りに見上げた空も、ここん所の渋い空ではなく良い感じだったし、
ちょいと外に出てみよかいな。
 
 
 
夜の道は面白い。昼の数倍、いや数十倍。
昼と同じ速度で走っていても、足元を流れる地面の速度はずっと速い。
光が少ないので、目を通し脳に伝わる情報が少ない。
だから、確認できる情報が倍化され、全てが「大袈裟」になる。
 
いつもはたかが観光地、とスルリと通り過ぎる所も、 
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夜には、観光地と呼ばれるだけの何かが在る事を滲ます。 
  
 
 
昼は嬌声木霊する、動物園の壁に寄り添う。  
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夜は何の物音も聞こえず、車の音さえ、人の歩く音さえ。
動物達は寝ているのか?それとも気配を消す動物の本能を魅せているのか? 
 
 
 
昼は外人、夜はタクシーで賑わう平安神宮大鳥居。
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いつ見ても無駄にデカイなぁ、と思うと同時に、
以前、何処かの街を車で走っている時に見た大鳥居が脳裏に過ぎり、
もしかして結構何処の街にも在るのかな?
そして何処の街でも「こんなデカイ鳥居はそうそう無いで」と、
思っているのかな?と想い馳せたり。
 
 
 
いつも通る道なれど、角度を変えればまた違う風景がそこに。
新しい刺激は勿論欲しい。
けれど、新しいだけが刺激だなんて事は有り得なく、
しばれる夜の暑い風呂は刺激的に熱く、
熱い昼の水浴びは刺激的に冷たく、
そして暗い夜の風景は明確に焼き付く。
 
心揺らすのはいつも相対。
 
 
 
でも手持ちの駒だけで相対相対してても、
人口120人の村での夜這いみたいに、マンネリ化しないとも限らない。
 
だから新しい駒はあれば嬉しい。
京都にも、2月16日、新しい店が。 
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改装途中のこの店舗、その名は「ダーウィン」。
曰く「メッセンジャーカルチャーとトラックバイクのお店」。 
他業種から、趣味が高じての自転車業界デビュー。
 
業界が違えば動き方も違う。
だから今後不自由な経験は嫌ほどするでしょう。
しかし、その不自由の中で搾り出される一言、
それにはきっと急須のお茶の最後の一滴の様な、
在るけど気付かなかった経験などもあるはず。
 
 
 
さぁ、どうなって行くのか?
少しでも興味があるなら2月は二条東大路東入ルへ行き、
己が目で判断してみて下さい。

2008年02月02日

We~ will♪ We~ will♪国っ有♪呻吟っ!

京都中で節分祭が行われ、露店も並び、朝から人で賑わっています。
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「食品安全」という言葉が電波ジャックしている中でも、
駄菓子的な御祭フードに喰らい付く人々の様は、
「赦し」という言葉を基本とするキリスト教のそれではなく、
さすが「執着せず」を是とする仏教がブイブイ言わす国 日本、執着してないぞ。 
 
 
 
 
農薬が入っていて、泡吹いてキュウ、とのびてしまう、
そんなのも困りますが、個人的に一番困るのは「状況がよく分からん」という事。
  
倒れる様な量が入っていたの?
自主回収というのは、問題が有るから回収したの?
それともイメージ戦略の一環で回収したの? 
で、何?結果的に「中国は駄目!」と言う事が伝えたいの?
 
どれも今一つ明確には伝わって来ず、
他の雑音に紛れ、何が確定情報なのか・・・なんじゃもんじゃ。 
 
 
 
何でこんな事になるかと言うと、相手が居ないから、ではないでしょうか。 
誰が作ったか、誰が加工したか、誰が輸入したか、誰が販売したか。
自分の口にするものなのに、とても無頓着、故に相手が誰かさえ分からん。
つまり居ない、と。  
 
コレが豆腐屋の豆腐であれば、
・今日の豆腐は何だか苦い「オイ!豆腐屋のオッサン!」
・今日の豆を良く見るとなんか黒い・・痛んでる「オエ!豆屋のオッサン!」
・あらホンマ、綺麗な豆の間に痛んだ豆挟んどるやんけ「コラ!農家のオッサン!」  
と、連鎖し、最終的に、
「阿呆!豆腐安作る言うて、アホ程買い叩きやがって!
 一束こんだけで出せ言われてまともな豆なんざ出るけぇ!」と、
理由と責任の担当所在がある程度明確になる。 
 
 
コレを、生産情報をデータ化し、ピッとすりゃパッと情報が見える様にしよう!
そんな試みが進んでいるとも聞きます!未来は明るい! 
か?
悪名高きアソコで取れた野菜は全てクズ!疑わしきはダストシュート。
「ウチは大丈夫!」って言うんなら実験して証明データを提出し、
逐一更新して行きなさいな。さすれば道は開かれん。
 
って、食い物に背番号制を取り入れるって事やんね?
ハハハ、国民背番号制議論が再燃じゃ。 
 
「レタスは青森の近藤さん」
そんな大手コンビ二惣菜の看板気にしても、
大農場主のオッサンの写真を、御真影宜しく拝む愚行にしかならず、
メンチきっても向こうはピクリとも動きませんぞ。
  
 
 
 
世の中はホンマに無駄が多いです。 
なので、そこを少しでも削れるのなら削る、というのは当然の事です。
しかし、何を削るのかは、こんな一元社会においてさえ、結構当人次第です。 
削る事を他人に託すのなら、せめてその人が信用できるか、
自分で判断しなければなりません。それが大変でもね。
 
銀輪にはたまに通販で購入した自転車が持ち込まれるのですが、
「何か調子悪いんですけど」と言うだけの事はある、残念な状態の物屡。
全く組む気が無いのが、其処此処から滲み出る仕上がり。 
「コイツァいかん!これを売った自転車屋を提訴しよう!」って?まさかぁ。
  
ユーザーは無駄を省き、一円でも安く買おうと通販で買う。
店はそれに答えようと、利益を削って他店との競争に参加する。
そんな中「安いから」という理由で選んだ、二度と顔を見る事もないユーザーに、
懇切丁寧に組み立て、調整している暇も無く、
次の一台を組み立てなければならない・・・。
 
大体、どんなに細心の注意を払って調整しても、
メンテしなけりゃどうせガタガタになるのは目に見えてるし、
「やるだけ無駄だよ」と思われてしまっても・・・仕方ないんと違うかなぁ? 
相手の仕事を先に「無駄」と判断したのは自分でもあるんだから。
  
   
 
まぁそんな訳で。
人が無駄やと言ったからといって、それが必ずしも無駄だと言う事は無い。
どうでも良い事は人任せで良いけど、ちょっと気になる事は知ってる人に、
大事な事はよくよく知っている所に、最高に大事な事は自分に、
任すべきですよ、ええ。
 
だから、
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ビリヤード用品買うなら「山本玉台店」に行くべきですし、
ダウンヒル興味あるならブランキードッグ行くべきだし、
BMXやるならフライハイ行くべきだし、
ロード乗るならタケナカさん行くべきだし、
日本語が分からなければバッチグーバイシクル行くべきだし、
メッセンジャーっぽいのが好きならダーウィン行くべきだし、
よく分からなけりゃ銀輪に来るべきなのですよ!
  
世の中はハンバーグと一緒で、細かく砕いてそれを混ぜて捏ねる事で、
クソっ下らないモノでも、均等においしく出来上がる。
でも、砕き過ぎたり混ぜ過ぎたりすると、歯応えも舌触りもクソもない、
ただの気持ち悪いモノに成り下がる。 
 
だから、何でも統一して効率化の話ばかりしてると、
ただの国有奴隷になっちゃうぞ! 
  
 
 
しかし・・・この山本さんは、年間どの程度の商いがあるんやろうか・・・ミステリー。

2008年02月01日

アムダ牧場へようこそ。

クジラの旨さを知らない年代の為、調査捕鯨vsシーシェパードの関係が、
今一つ実感として持てない銀輪です。
 
韓国ではポシンタン(補身湯≒犬鍋)があるのと同様、日本にはクジラですか。
猫鍋は大人気だってのに何でこんなに怒られているんでしょう?
 
身に染み付いた文化とは恐ろしいモノです。
自分でも理解できない、理由付け出来ない衝動を巻き起こすのですから。
 
 
 
文化の違いと言えば。
欧米ではハンティングが歴史有る「スポーツ」として認識されている訳ですが、
コレも農耕民族進化系の私達には今一つピンと来ません。
 
しかし、「貴族」というリモートの故ボーカルの様な人達は、
ハンティングを楽しみとし、喰う必要や、農場などを護る必要も無くなった現代でも、
バンバン行きたい!という欲求があるそうです。 
 
が。
そんな染み付いた衝動に対し、鉄壁の守りで迎えるのが、
BEBEことブリジット・バルドーでお馴染み、動物愛護団体です。 
 
 
 
当然と言うか何と言うか、この二つの人種は相容れる事無く、
反目しまくっている訳ですが、
ハンティング組の方としては、
「別に良いじゃん、文化だよ文化。コレでしか語れない事もあるんだよ!」
と、いう言い分の下、ハンティング用のキツネをキツネ牧場で養殖して、
それを放してバンバンかますそうです。
 
しかし、そのキツネと言うのは殺す為に飼育されたモノですので、
パスっと弾を命中させる事にこそ意義が有り、
その後は、基本的に如何でも良いらしい。
 
 
 
となると!べべは黙ってませんよ!
「相打チニナロウトモ貴様ラヲブチ倒ス!」と、
人間ハンターの勢いで迫って来るでしょう。
 
コレでは貴族やばし、です。
なので貴族、考えました。理由をつければ良いのではないか、と。
キツネは殺す為では無く、毛皮を取る為に飼育して、
その段階としてブチ殺すのだ、と。
  
  
 
恐ろしく回りくどい論法です。
そして私の話もそれに負けず劣らず回りくどいです。
 
そんな折衝の結果、
キツネを処理したい人とキツネを使いたい人のコラボレートが・・・、
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キツネサドル。
サドルとキツネの尻尾に一体感はありませんが、歴とした一つの商品、
上記の様な事情がある為、こんな特別仕様でも意外と普通の値段です。
 
 
 
ハンティングには縁の無い日本人も、尻尾なら馴染み深いですね。
嘗てはヤンキー世代に、最近では浜崎りお?も付けてましたしね。
 
しかし、今冷静に考えれば、あの尻尾は・・・何の尻尾だったのでしょう? 
北海道で飼育されたいたという伝説の動物「アムダ」か?  
 
 
 
まぁそんな事はさて置き、ハンティングに縁の無い我々です。
余って作られたこんなサドルも、水を掛けても煮沸しても、
もう命には戻りません。
 
なのでコレに座り「パスハンティング」でもして、
天に近付けるのが、せめてもの贖罪でありましょう・・・。
 
食材でもOKなんですけどね。 
って言うとまたシーシェパードが出てきて・・・始めに戻る。