蒸し暑い夜ですから、とりとめの無い長話でもしましょうか。
梅雨らしからぬ晴天の午後。
プルりと鳴った電話の向こうでオカァちゃん曰く、
「鍵を忘れて出てしもた、早く帰って来てカギ開けぃ。」
なら取りに来いよ、と思いながらも、
買い込んだ食材を担いだまま、京都市内南北往復しろ、ってのもなぁ、
楽じゃぁねぇだろし。
で、久し振りに頼みました、そう、京の便利屋メッセンジャーKAZE。
ピザ頼む様に電話一本すぐにやって来て、渡したカギ持って今すぐ届けてくれる。
「遠いわ・・・」と呟くその円らな瞳に投げる対価\1,260(税込)。
これで食材を痛めずに、カァちゃん機嫌損ねずに、自分もノンビリと、
一気に三の得を生む。ヤッホル。
(メッセンジャーKAZE事務所)
![]()
虚言。
で、話戻して、コレと同じ状況になった時、他にどんな回答例があるかいな?
・早く帰る。
・取りに来てもらう。
・窓を割る許可を与える。
・発想の転換をし「自由時間」という事で楽しんで頂く。
そして夕暮れと共に悲しい気分を味わって貰い、
結果、晩飯は「ご自由に」と自由のお裾分けを頂く。
ドレも捨て難い選択なれど、やっぱ一番良い選択をしたと思うね、今回は。
いつも自転車屋店員として、偉そうな顔してる自分ですが、
メッセンジャーって何なのか、正直全然分からんです。
メッセンジャーが何を、どんな風に思っているのか、興味ねんだもん。
メッセンジャーやってるツレが何思ってるかは、興味無くは無いけど、
それは「メッセンジャー」では無いし、
それを想う時、自分は銀輪では無く「雨森無我」として想うしで。
その様に、メッセンジャーとは日常自転車を介し通じ合う事もあるし、
また今回の様に、自分の人生をスムージングしてくれるツールでもある。
クロネコヤマトも、郵便局でも、例えバイク便でも、
其れに変わる事が出来ないのは、凄く簡単に分かる事だと思うし、
少なくとも其れが変わる事を自分は望んではいない。
そんなのが、自分にとってのメッセンジャー。
でもね、メッセンジャーって流行ってんじゃないですか、実際よく話題に上るし。
でも、そこで語られる「メッセンジャー」は、
まるで2メガと12メガと1ギガみたいに、簡単に割り切っちゃって、
「分かろう」とする好意が多く覆う。
何かね、おかしいね。
その語る口は皆、見た事も無い「ジミヘン」を語る様な調子で、
まるで空想上の生き物みたいに不思議に語るんだね。
例えば、メッセンジャーなんてたかが自転車便だよ。
銀輪なんてね、たかが中途半端な自転車屋だよ。
好意を持つなら、その利なり非なりを享受した上で語らなくっちゃ。
その間を空のみ埋める関係なら?
空気は最高の断熱材って言うじゃない、それだわ。
ましてね、それを纏めて「カルチャー」って。
「カルチャー」「文化」って、多分語られる方は、
動物園の檻の中みたいに、「へ?」みたいな感じ、
俺は普通だけど、何か?みたいな。
コレがカルチャーだ!って言ってる時点で紛い物、簡単。
メッセンジャーもね。
銀輪もね。
流行ものです、きっと。
でも、必ず、少しは、誰かの。
何処かに響く何かをしてると思うんやわ。
だから。
そんなに遠くから眺めていずに。
少し話をしよう。
今の機会を逃したら、次に合えるのは100年後かもしれないんだから。
瞬間や人生って、それくらい奇跡やと思うぜ?