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関の山。

鼾が煩い。
妻はそう言い、鼾湧き出す鼻の穴に指を差した。
 
で、目が覚めたので、5時半からトキメキライドンタイム。 
川沿いに上り、峠を越えて、ワッサリ茂る緑の中へ、
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ってロマンチックっぽいけど、かぶれてかぶれて脛痒い。
蚊に纏わりつかれるよりかはズッと良いけどね、
もう少し丈夫な肌が欲しいと思う、色白餅肌豚野郎。
 
 
 
そんな半端野郎には、半端なクロスバイクがお似合いさ。
たかがクロスバイク、されどクロスバイク、よいしょよいしょとクロスバイクが、
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絨毯の様な土の上を、無音で滑って行く。
 
濡れたゴロ岩が出てくると、さすがに35cのタイヤでは相性悪いけど、
ゆっくりと筋道を探して行けば、それはそれで楽し。
ただ、こんな倒木に菌類となると、
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ズルン!て。
ま、MTB乗ろうがコレは滑るし、つまりそこそこまでなら、
クロスバイクの適当さで何とかなるって事。
(しかし、この菌類に呑み込まれた草が何や不憫ですな。)
 
 
 
いつもなら、未だ眠りの真っ只中である時間。
向こうに京都市を眺め、今日の天気を思う。
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別に今から雨が降ろうが、雷鳴ろうが何でもええんですけどね。
おぉ、晴れ間見えて来た。
 
 
 
「自転車乗るのが何より好き」
そんなカッコイイ事言ってみたい!けど嘘になるしね。 
そんなハッキリ言える様な明確な気持ちなんて有りませんわ。
でも、自転車乗って、自転車の世界に入って入って入って・・・、
ホンで休憩するの時の気分は凄く良い。 
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止まった途端、気化するのを止めた汗が頬を伝う。
息を整え、大きく息をし「え~っと」と周りを見渡すと、
アララ、何か外から覗いているみたいな感じ。幽体離脱。
 
 
 
速く走れる人はいいな。
器用に自転車を操りこなせる人はいいな。
スノーボード出来る人はいいな。
俺には何もねぇや。
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でも、走って走って休憩する時、腰に手を当て口尖らせ、
プーっと息を吐いてると、変な笑いが湧いてくる。
コレは何処から湧いてくるのか?
自嘲でも無く喜びでも無く、実際何かは分からんけれど、それは中々に面白く、
誰かどころか自分にさえ知られない何かを感じている感覚を、
自転車通して何度でも味わえるから、ネズミの様にくるくる輪を回す。
 
そんな判別不明の中途半端さ。
解明は未だ進まず。